雨ニモ、負ケズ。

人生は、逃げてばかりじゃ勝てないんだね…

過去とはなんだ

過去とはなんだ、本当に私が体験した過去は実在したのか。

確かに存在する気はするのだけど、そこに私は本当に存在していたのだろうか?

 

最近、そんなことばかり考えてしまう。ふと振り返るとき、そこにあるのは確かにあった過去の映像と虚無である。写真などをみれば、私は過去のある時点のある場所に確かに存在していたのは理解できる。だって証拠はあるのだから。しかし、わたしの精神、気持ちを考えた時、納得がいかないときがあるのだ。そう、確かに覚えている。あのときあんなことをして、あんなことを話したね、なんて。でも実感は無である。悲しくもないし答えを求めたいわけではない。ただただ不思議なのである。

 

理由として、私が過去に興味がなくなってしまたことが考えられる。昔は、過去にとらわれていた。というのも、人に自分がどう映っているか、何を求められているか常に考えていた。そんなもの、自分には要らない。捨てよう、と思ったのはいつの頃だろうか。そうして自分の思うように、自分を信じてあげられるように、生きていこうと思った結果、私はそれまでの過去に別れを告げてしまったようだ。恐らく。

自分らしく生きていかなかった過去でも、楽しいことはあったはずなのに、虚無のような、遠い国の物語のように感じてしまうのは、少し、少しだけ悲しい。かも。

 

五分前仮説というのがあるように、だれも自分の過去について、確信を持てない。あなたの過去は、本当にあったのかしら、、、